1994-11-21 第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第4号
十一月の十七日に厚生省はオーストラリア産の牛肉の農業汚染問題について発表しています。つまり、オーストラリアはことしひどい干ばつに見舞われまして、牛の飼料が不足をし、そのためにクロルフルアズロンという有機塩素系の農業が残留している綿のくずや綿の切り株を飼料として与えたために、その農業が牛に移行したということであります。そして、農業の残留水準は三ppmから八ppmという極めて高い水準であります。
十一月の十七日に厚生省はオーストラリア産の牛肉の農業汚染問題について発表しています。つまり、オーストラリアはことしひどい干ばつに見舞われまして、牛の飼料が不足をし、そのためにクロルフルアズロンという有機塩素系の農業が残留している綿のくずや綿の切り株を飼料として与えたために、その農業が牛に移行したということであります。そして、農業の残留水準は三ppmから八ppmという極めて高い水準であります。
そこで下流に位置する簡易ダムの農業汚染が危惧されまして、下流の住民の皆さんからも反対の声が上がっているわけです。 特に水源涵養保安林は、解除してゴルフ場などになってしまいますと、水源涵養機能が損なわれるだけではなくて、かえってそれがマイナスで農業汚染の大もとになってしまう、こういうことになると思うわけです。
輸入米の農業汚染などというのにも大変消費者は敏感になっておりまして、不安も大きいわけです。ですから、こういうものを一切無視したブレンド米の強制というのはぜひやめていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
また、環境問題としては、ゴルフ場の開発に伴う農業汚染問題が非常に深刻になってきつつあります。この問題に関しまして、山口県の宇都市では市民らによる市長リコール運動にまで発展をして、非常に長期化しておる自治体もあるわけですが、こうした事態の打開のために、国ができる協力やアドバイスというものはないものか。
特にゴルフ場については環境破壊、農業汚染等大きな問題が生じておるわけです。そして、国が承認した三十五道府県の構想のうち十九件の構想が計画の大幅な見直しを迫られております。
それが農業汚染問題とか国民共有の自然環境を破壊していく問題だとかいうことで、大きな社会問題になっています。その中で、これまでも開発が引き金となって災害が発生する事例が幾つも出ているわけですが、いよいよ開発ラッシュによってこれが増大しないかということも住民の中の大きな不安になっているわけであります。
時間がございませんので、もう一問だけ、簡単でけっこうでございますので、白木先年と宇井先生にお伺いしたいわけでございますが、白木先生のほうには、先ほど農業の生産の質的低下、これが進むほどこれに連動して農業汚染というものがまた進んでいくというお話がございました。
それから農業汚染いわゆる土壌汚染と申しますか、その関係のものにつきましては、農用地の土壌の汚染防止等に関する法律の地域指定というようなものも十分参考にしなければなりませんが、また現在農林省あるいは厚生省におきまして、いわゆる地域の指定をいたします前提としていろいろ調査したり観察をされたりしておる地域があります。